総タンパク質定量キット[BCA / micro-BCA / 還元剤適応BCA]

BCA法はタンパク質が銅イオンを還元する性質を利用したタンパク質定量法で、界面活性剤の影響が低い事と広い定量範囲が特長です。

BCA

商品説明

BCA法に基づいたタンパク質定量キットです。

特長

  • 様々な界面活性剤との共存が可能
  • 希釈やろ過などの試薬調製が不要

テクニカルノート

総タンパク質定量キット[BCA]を用いた、BSAスタンダード 検量線

BSAスタンダードを段階的に希釈し、BCA assayを行いました。BSA 0 μg / mLの吸光度をブランクとし、検量線を作成しました。その結果、BSA 30~1000 μg / mLの範囲で直線の高い検量線となり、定量性のあるタンパク質濃度の範囲が30~1000 μg / mLであることがわかりました。

スタンダード[BCA](KY-1010)を段階的に希釈し、本キットの定量法に従って検量線を作成した。


micro-BCA

商品説明

低濃度(1~40μg/mL)のタンパク質測定に最適な、BCA法に基づいたタンパク質定量キットです。

特長

● 低濃度タンパク質の測定が可能
● 様々な界面活性剤との共存が可能
● 希釈やろ過などの試薬調製が不要

テクニカルノート

総タンパク質定量キット[micro-BCA]を用いた、BSAスタンダード 検量線
BSAスタンダードを段階的に希釈し、micro-BCA assayを行いました。BSA 0 μg / mLの吸光度をブランクとし、検量線を作成しました。BSA 1~40 μg / mLの範囲で直線性の高い検量線となり、定量性があるタンパク質濃度の範囲が1~40 μg / mLであることがわかりました。

スタンダード[BCA](KY-1010)を段階的に希釈し、本キットの定量法に従って検量線を作成した。


還元剤適応BCA

商品説明

還元剤の影響を抑える試薬を作用させることで、通常のタンパク質実験に使用する25mM以下のDTT等との共存が可能なBCA法に基づいたタンパク質定量キットです。

特長

  • 還元剤が含まれているサンプルでも測定可能
  • 様々な界面活性剤との共存が可能

テクニカルノート

総タンパク質定量キット[還元剤適応BCA] を用いた、BSAスタンダードの吸光度

BSAスタンダードについて、0 mM、および25 mM DTTの存在下で[還元剤適応BCA]を用いて検量線をそれぞれ作成しました。それぞれの条件において、BSA 0 μg / μLの吸光度をブランクとして補正しました。その結果、ブランク補正を行った検量線は、25 mMのDTT存在下でも、DTTを含まないサンプルと大きな差は見られませんでした。

0 mM DTTおよび25 mM DTT を含むように調製したスタンダード[BCA](KY-1010)を用い、本キットの定量法に従って検量線を作成した。

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タンパク質定量法(キット)の選択ガイド

適切なキットを下の一覧表を参考に選択して下さい。
表のサンプル量は試験管使用時の場合です。マイクロプレートを使用の場合は必要サンプル量は異なります。詳しくは各製品の説明書をご参照ください。また、測定波長はBCA法では562 nm、bradford法は595 nmです。

 商品コード界面活性剤との共存還元剤との共存測定範囲サンプル量簡便性
還元剤適応BCAKY-2030125〜2,000 μg / mL25 μL×
micro-BCAKY-2020×1〜40 μg / mL500 μL
BCAKY-2010×30〜1,000 μg / mL50 μL
bradfordKY-1020×100〜1,000 μg / mL
2〜50 μg / mL
20 μL
800 μL

 

仕様と価格

商品コード商品名内容販売価格(税別)
KY-2010【20%OFF!】総タンパク質定量キット[BCA]500~1000回分
[説明書] [SDS_1] [SDS_2]
45,000円
36,000円
(2024/3/29まで)
KY-2020【20%OFF!】総タンパク質定量キット[micro-BCA]400回分
[説明書]
45,000円
36,000円
(2024/3/29まで)
KY-2030【20%OFF!】総タンパク質定量キット[還元剤適応BCA]250回分
[説明書] [SDS]
45,000円
36,000円
(2024/3/29まで)

関連情報

総タンパク質定量試薬[bradford]
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